酒を飲みつづけた父(2005年01月20日)
今は亡くなってしまった父のことである。
アルコール依存であった。本人なりに依存から脱却しようとして努力はした。が、周りがそれを支える(アルコール依存から抜ける為の)支援をしなかった。できなかった。ためにアルコール依存のまま亡くなってしまった。
まず、酒を買って来いと言うと母がなだめる為に買いに行った。我が家は生活保護?(ちょっと良くわからないが)を受けていた。父が働かない(働けない)からだ。
私は小さい時からその生活があたりまえだったので、父の姿は酒を飲んでいる時か病院に入れられて見舞いに行った時の印象が強い。勿論、飲まない時(自らの意思で断酒を続けて)もある。その時の記憶としては寒い冬に父と一緒に海岸(歩いて10分程度:千里浜海岸:ちりはまかいがん)に行き、貝を拾ったり、焚き火をした記憶だ。ある意味楽しい(嬉しい)記憶だ。
が、父が選んだと言うか家族に結婚させられた相手がお嬢様では家族が営めなかった。父もお坊ちゃまで、結婚してからは身の回りは勿論、何もしてあたらない生活が始まったからだ。(憶測を含みます)
確かに家族を持ったと言うことで父は頑張ったはずだ。だって私の父だから・・・
ただ、意思が何しろ弱かった。貫き通すと言うことができなかったようだ。
そして酒に溺れた。私が生まれたときには働いては辞める月日だったようだ。
私の考えるアルコール依存を断ち切る方法。酒は飲んでも良いと思う。が、家族がそのアルコール依存を支える共依存になってはいけないということだ。
今の私なら父を支えられるかも知れない・・・
投稿者 pasopro : 2005年01月20日 03:00
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