【グーグルGoogle既存のビジネスを破壊する】を読んだ(2006年05月25日)
文藝春秋・文春新書から発売。760円+税。
とても面白かった。
何がってGoogle社のコンテンツのユーザーフレンドリーさからは考えられない傲慢さ。1社独占の危なさ。
Googleがしていなければ他社がやっているであろう現実。Google社がしたことで進んだ技術。をしっかりと分析している書籍だと思った。
Google社の戦略は一貫している。
巨大な資本を元に有用なコンテンツ吸収し、無料で提供していく。
無料で提供する理由は明確だ。
個人の属性と地域の属性をつなぐためだ。
現在、Google社は検索エンジンの会社と思われているが大間違い。世界の広告代理店だ。
崩壊と言うとても怖い言葉。その先に見えてくる構築。崩壊はとてもすばらしいことかも知れないと思わせてくれる書籍だ。Googleの崩壊の戦略は凄い。資本を持つとこういったことができるんだとある意味感動してしまう。
例えば、
サンフランシスコ市内に無線LAN環境を無償で提供をする。既存のプロバイダを全て敵に回す行為。
携帯アンテナは5km圏内に必要。PHSアンテナは500m圏内に必要。で、無線LANだったら100m圏内に必要。って感じだと思う。もし、専門家の意見があればコメント欲しいです。
で、本題。
Google社は何をしたいのか・・・
世界の広告代理店じゃないだろうか・・・
だって無料でGoogle社の無線LAN経由でインターネットをするためには個人の属性を登録しないといけない。
→その個人の属性がわかった状態で索したデータや閲覧したデータをGoogleのサーバーに確保する。
→その人に適した広告(その個人属性に合わせた地域の広告)を表示する。
例えば過去にお店のセールスの広告をクリックした人は再度クリックする確立が高くなるから、それ以上のその人にメリットがある広告を表示できるって訳だ。
これって凄くない?
だって広告単価は1クリック数十円だよ。それもクリックされた=来店する顧客になり得る。不特定多数のチラシばらまきじゃないんだよ。
とすると既存の印刷業や広告代理店、マスコミが今よりいらなくなる。だってネットで手に入る情報が今より増えていく一方なんだから・・・
ご意見待っています。
投稿者 : 2006年05月25日 05:31
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