石川県と金沢市のSOHO(ベンチャー)支援の施策の違い1(2005年01月23日)
私なりに現状のSOHO(ベンチャー含む)の県、市の施策の違いをまとめておきます。参考になれば幸いです。
1つめ:石川県
(財)石川県産業創出支援機構が平成12年5月23日にSOHO向け支援施設を立ち上げた。
同年の2月の議会に取り上げ、3ヶ月足らずで立ち上げた施設だ。
名称は「いしかわSOHOプラザクリエーションオフィス」と言う。
なんと私はその入居会員1番なのだ。笑
たまたま、私がSOHOをキーワードに騒いでいた(北陸SOHOの樹を運営)ので助言を求められる立場にあり、5部屋の入居審査に14人(だったと思う)の応募があり、面接官は県の職員と(株)アイオーデータの細野社長だった。
家賃は1万円+共益費を合わせても2万円にはいかない。2×2.5mの部屋だ。秘書が常時2人いて、インターネット使い放題、コーヒーやお茶はセルフだが飲み放題。書籍もあり、パソコンも空いていれば貸してくれたりする。
いたれりつくせりの場所だ。
あと良いのは駐車場代がかからない。と言うこと。何故かと言うと地場産業振興センターという公共施設が並んでいる場所なので大きな駐車場がある。
工業試験場、鉄工会館、繊維会館、石川県商工会連合会とか言った公共性の高い経営者支援の施設が立ち並ぶ場所だ。
自分の部屋は1人で静かにプログラムを組む部屋(私の場合)であり、2人も入ったら窮屈でしょうがない。
ただ、何が良かったかと言うとオープンスペースで20人ぐらいのミーティングは無料(ただ)でできる場所でもある。で、入居者5人にはセキュリティカードが与えられており、1年間24時間出入り自由であったと言うことだ。(過去形なのは今は入居していないので、一般会員にはなっています)
本当に自分の事務所として有効に活用ができた。
また、自宅で打合せをすると家族が奥にいるため生活と隣りあわせなのだが、このSOHOオフィスだったら、秘書にコーヒーは出してもらえるし(これはお客様が来た時だけ:笑)、閉じだ商談部屋(もちろんインターネットも可)もあるし、至れり尽せりだ。
SOHOオフィスができるためには時代背景もある。
全国的な話で言うと三鷹市のベンチャー支援施設ができ、三島市(静岡県)ができ、公共機関が作った施設として全国で3番目に開設された。
新物好きの石川県民らしい結果だと思っている。
また、SOHOブースができる前年にプレイベントがある。(財)石川県産業創出支援機構が平成11年11月12日に開催したイベントだ。
日 時 平成11年11月12日(金) 16:00〜19:00
場 所 石川県地場産業振興センター 金沢市戸水町
参加者 約100名
会 費 無料
主 催 (財)石川県産業創出支援機構、(社)石川県情報システム工業会
後 援 石川県
ここでは司会進行はSOHO代表として笠松ゆみ氏が行い、企業代表として(株)アイオーデータ機器社長の細野氏がパネラーの一人。(財)石川県産業創出支援機構常務理事もパネラー。
内容はSOHO事業者とはどう言った方々を言うのか、企業としてSOHO事業者をどう使っていけばよいのかと言った話がなされた。
多分、このイベントが成功したのだろう。次の戦略としてSOHO支援で施設を作ったらよいと考えた石川県は翌年5月SOHO支援施設を作ってくれたと言うわけだ。
引き続き金沢市の施策へ
投稿者 : 2005年01月23日 09:22
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