誰も知らないを観る(2004年09月29日)
これで映画「誰も知らない」を観るのは3回目である。
3回観るとそれほど泣かない。でも泣いた。
家族との永遠の別れほど悲しいものは無いかもしれない・・・
ただ、時間がかかる。ハイ別れましょうでは、永遠にしこりを
残す。大切な家族が大切にしていたお菓子(アポロ)を持たせて
・・・
挿入歌「宝石」も泣いた。異臭を放つ宝石・・・
3回観ると客観的に観ている自分もいる。監督の見せどころと
か、そういったところにも目が行った。
例えば最初に旅行バックに入れられた子ども達、最後に旅行バ
ックに入れられた・・・ つながっている。
良く行くコンビにも一つの歴史がある。最初は買に行くお店、
最後はもらいに行くお店。
どん兵衛が大好きな茂。何かのイベントのタイミングでどん兵
衛が登場する。
アポロが大好きなゆき。同じく・・・
飛行機を見るため羽田へ向かう予定が違う結果になる最後・・・
母親を待つ子ども達ごとの個性による待ち方の違い。消極的な
がら、母に反抗する明と京子。母親の愛を一心に受け入れたい
茂とゆき。それぞれがいろいろな思いを描き考えている時間が
大切に撮られていた。
細かな描写が描かれている素晴らしい映画だと思った。
投稿者 : 2004年09月29日 15:59
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